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【ギャルソン】ブラックコーデとロゴドン【ヨウジ】

ベンです。


モードといえば、黒。


そのイメージをつけたのはもちろん、
日本が誇る二大デザイナーズブランド


「コム・デ・ギャルソン」

「ヨウジヤマモト」


ですよね。



言わずと知れた80年代パリコレでの「黒の衝撃」以降、

それまでの豪華絢爛なモードのイメージを、


ボロルック、シックなモノトーン、ひいては死を連想させるブラックに染めてきた功績はすさまじいものです。



ただ、この二大ブランドのクリエイションには真逆の性質があります。



コム・デ・ギャルソンは、

「変化し続ける」

ということ。


ヨウジヤマモトは

「大きく変わらない」

ということ。



まさに陰と陽。



コム・デ・ギャルソン・オムプリュスの20AWシーズンテーマは「カラーレジスタンス」でした。


川久保玲は自ら作り上げた「モードといえば黒」のイメージに対する反抗、


黒という色が安易に着られて「お洒落」に見えてしまう風潮、大衆化しつつあることに危惧を抱き


留まることなく「色彩の暴力によって」それを破壊しにかかりました。



逆に山本耀司は、大きく変化することはなく


ゆったりとかまえたシルエットにやはりダークトーンを、黒を中心としたクリエイションを淡々とつづけている。



これってどちらもスゴいことだと思うわけです。



でも、私は考え方としてシンパシーを受けるのは近年では川久保玲さんの方になってきていて


もはや黒は安直な、言うなれば


「攻める」色ではなくて

「守り」の色に思えてくる自分がいます。


置きに行く、というか。



正直、ワントーンでまとめるとそれだけで全身のコーデに面白みが出やすいんですよね。


それをオールホワイトでやるのと、オールブラックでやるのはどちらが市民権を得ているかって言ったら


そりゃ間違いなくブラックじゃないですか。



つまり、悪くいえばモードとしてそれは安直なのかな…と。



これってある意味では

シュプリームのボックスロゴやオフホワイトのバイアス、アローロゴを着てるのとあまり変わらないような気さえしてきて。



要するに、

「黒を全身着てる、モードな感じ」

のアイコン表現だと思うわけです。


それを言い出したらキリねぇよお前さん、て話かもしれませんが

最近どうしてもそれが守りに思えてしまう。



黒という色に甘えているというか。



なぜそう感じるかといえば、

自分が「今日はそこそこのファッションにしよう…」とイマイチ乗りきらないときに


ある種の「逃げ」コーデとして多用するのが


オールブラックだと気付いたんです。


それだけ黒って強くて、


もはやラクな色だと思うんですよ。




でもそれって誰が作ってきたイメージかって言ったらやっぱり最初にあげた御二方であって、


その時代においては完全にパンクでアナーキーなスタイルだった。


だからこそオールブラックに精神性の強さがあった。



でもいまはどうだろうって。



そこで停滞していたら、黒に甘えていたら


自分のスタイルが磨けないんじゃないのかって。




だからブラックは好きだけど、適度に距離を置きたい…




なんというか


思春期のときの母親みたいな、


そんな色なのかな~…って考えたりするんです。




そういう意味では、たまの黒回帰

AC/DCよろしく「バック・イン・ブラック」するのも



心もとないときの帰る家としてアリかもしれませんね。



私はできるだけ



その家から離れて、ちょっと冒険を続けてみようと思います。